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公式ブログ “Como esta! BIO PARK”

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シロサイの「ドカチン」が死亡しました

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長崎バイオパークで飼育していたシロサイの「ドカチン」(オス・1977年10月19日・アメリカ生まれ)が、2013年9月23日(月)未明に死亡しました。享年35歳。シロサイの寿命は30~40年とされており、死因は老衰によるものと思われます。

「ドカチン」はここ数年体力的な衰えが目立つようになり、特に気候が厳しい冬と夏は獣舎内で起き上がれなくなる事もたびたびありました。そのため、日曜と祝日に実施していた人気イベント「シロサイのえさやり体験」も、ここしばらくはお休みさせて頂き、体調管理に気を使いながら飼育をしておりました。亡くなる前日は普段通り展示場に出て朝の食事をとり、日中はお客様にその姿を見せてくれていましたが、夕方自分から獣舎に戻った後立てなくなり、未明に息を引き取りました。

「ドカチン」は1983年3月に、つれあいの「イチコ」とともに長崎バイオパークに来園して以来、多くのお客様にかわいがって頂きました。「ドカチン」がお客様から干草をもらって食べる「シロサイのエサやり体験」は、間近でシロサイを観察する事ができる人気のイベントで、お客様が差し出す干草を「バフッ」と一気に頬張るようすに驚かれた方も多かったのではないかと思います。

長崎バイオパークにとっても30年以上に渡り飼育してきた「ドカチン」を失ったことは、大変悲しく、また残念な事ではありますが、今はただ「ドカチン」が安らかに眠れるよう、スタッフ一同祈りたいと思います。

なお、「ドカチン」の死亡により、長崎バイオパークでのシロサイの展示は終了致しました。
これまで「ドカチン」に会いに来て下さったすべてのお客様に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

【シロサイ「ドカチン」のプロフィール】
1977年10月19日アメリカ・サンディエゴ生まれ。長崎バイオパークには1983年3月19日に来園。以来2007年までつれあいの「イチコ」といっしょに飼育されていたが、2007年5月29日に「イチコ」に先立たれ、以降は1頭のみで飼育されていた。なお、残念ながら「イチコ」とのあいだに子どもは授からなかった。2013年9月23日未明に永眠。享年35歳。