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公式ブログ “Como esta! BIO PARK”

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ハダカデバネズミがやって来ました

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長崎バイオパークに、ハダカデバネズミという超ユニークなネズミの仲間がやってきました。
これは、長崎バイオパークが今年の11月15日に開園30年目を迎えるのを記念して、埼玉県こども動物自然公園から一足早いプレゼントとして寄贈されたものです。

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ハダカデバネズミはアフリカ東部の乾燥地帯に生息し、地中に巣をつくって群れで暮らす動物。その群れには「真社会性」と呼ばれる昆虫のハチやアリ社会のような社会構造があり、群れの個体は、「女王」「王様」「兵隊」「働き」の階級に分けられています。女王ネズミは体が一番大きく、群れで子どもを産むことができる唯一のメス。王様ネズミは、繁殖のために女王と交尾が許される少数のオス。兵隊ネズミは中くらいの大きさで、外敵とたたかいます。働きネズミは体が一番小さく、穴掘りや食事運び、子どもの世話(赤ちゃんを温める"ふとん係り")などをします。

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長崎バイオパークの群れは、埼玉県こども動物自然公園の飼育群から新しく分けられた個体たちなので、まだはっきりとした階級は決まっていないようですが、今後どのように彼らの社会が形作られて行くのか、とても興味深いとは思いませんか?

2010年2月現在、国内でハダカデバネズミを飼育・公開している動物園は、東京都の恩賜上野動物園と埼玉県こども動物自然公園の2園のみ。長崎バイオパークは、国内3ヶ所目(西日本初)となります。


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今回、このハダカデバネズミ来園に合わせて、4コママンガなどで彼らの生態や暮らしぶりを簡単にまとめた限定クリアファイルを作りました。1部100円で園内売店で販売していますので、実物を見て興味を持たれた方、よかったらいかがですか。