ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ
グローバルナビゲーション(g)へ
ローカルナビ(l)へ
サイトのご利用案内(i)へ

公式ブログ “Como esta! BIO PARK”

このエントリーをはてなブックマークに追加

ファーブル伊藤の生き物日記「ファーブル伊藤の生き物日記が長崎のテレビで放送!」

nandenkafe.JPG
 長崎放送(NBC)で4月から長崎ケーブルメディア制作の「なんでんカフェ モーニング」が毎週月曜日から木曜日まで放送されていますが、その中でこのブログと同じタイトルの「ファーブル伊藤の生き物日記」というコーナーが毎月1回放送が予定されています。この「なんでんカフェ モーニング」は長崎ケーブルメディアで放送している「なんでんカフェ」の中から選ばれたコーナーをNBCで放送しています。これまで長崎ケーブルメディアのケーブルエリア内で加入したお宅だけが視聴出来たのですが、4月からは長崎県内の方すべてが見ることが出来るようになったのです。
 4月は5日に放送があり、内容はコンゴウインコと嫌われる虫展でした。以下の写真が記念すべき1回目の新聞のテレビ欄になります。何と「ファーブル伊藤の生き物日記」と書かれているではありませんか!うれしいやら、はずかしいやら複雑な気持ちです。芸名(?)でのテレビ紹介は初めてです。
4・5NBC.JPG
 先日、長崎ケーブルメディアの「なんでんカフェ」にはスタジオ生放送で出演して来ましたが、その番組のコーナーが今度は5月4日に長崎放送(NBC)で朝9時55分から放送があります。内容はキツネザルの赤ちゃんと世界のカブト・クワガタ展です。この放送の予告も自宅のブルーレイの予約欄にありました。何とすでに今度はファーブル伊藤の芸名(?)は消えていました!タイトル名が長いとこうなるのでしょうか。
5・4NBCTV.JPG
 長崎ケーブルメディアの「なんでんカフェ」では2015年6月よりお世話になっておりまして、これまで毎月1回のペースでバイオパークの動物たちの紹介をさせて頂いています。このコーナーの出演者は長崎亭キヨちゃんぽんさんという長崎では有名なお笑い芸人の方です。このため、私にはキヨちゃんの相方として「西海亭マサ皿うどん」と命名しましたが、とても言い辛いので通常は使用していません。
 これまでキヨちゃんにはお笑い芸人としてザリガニに鼻を挟まれたり、ラマにツバをかけられたりと体を張ってバイオパークの動物紹介をしていただきましたが、今後も楽しくそして少し真面目に動物たちの素晴らしいところを紹介していきたいと思います。
 長崎県内の方は是非5月4日の放送をご覧下さい。GWでバイオパークに来られる方は録画予約をお願い致します!!ちなみに私の親友である、かえる先生こと松尾公則さんのコーナーの「かえる先生の授業」は5月3日放送で、バイオパークのアライグマも登場します。こちらも是非ご覧下さい。私はアライグマの後ろでチラット出ています。
NCM②.jpeg

このエントリーをはてなブックマークに追加

ファーブル伊藤の生き物日記「2017年の世界のカブト・クワガタ展」

kabukuwaten.JPG
 4月9日(日)で惜しまれつつも「嫌われる虫展」は終了しました。とても好評(?)だったのでまた近い内にパート2を行なおうかなと画策しているところです。
 本来は4月22日から開催予定だった恒例の「世界のカブト・クワガタ展」ですが、すでにカブト。クワガタへの展示換えが終了しました。これは担当者の仕事が早いためだったのか、嫌われる虫を逸早く終わなければならないという使命感だったのかは不明です。
miyashita.JPG
 今年も当館初お目見えという生きたカブトムシが登場しています。それは上の写真のカブトムシで、その名は「ミヤシタシロカブト」です。その名前のとおり昆虫研究家(昆虫標本商)の宮下さんの名前が付いている白いカブトムシです。本種は2004年に新種として発表されています。生息地域はメキシコの南部です。2年前にマヤシロカブトも当館初公開として展示しましたが、その子供たちは現在終令幼虫で早ければこの夏にもバイオパーク生まれのマヤシロカブトたちも展示できるかもしれません。シロカブト類は他にグラントシロカブトとティティウスシロカブトも展示しています。それぞれの特徴をご覧下さい。生体展示のもうひとつの目玉は、横幅が180cmもある水槽に「世界最大のカブトムシ」であるヘルクレスオオカブトの最大亜種を複数展示することですが、現在最終チェック中です。4月22日までには8匹での展示を行ないます。
 今回の生体展示は「世界最美のクワガタ」であるニジイロクワガタや「世界最大のクワガタ」で有名なギラファノコギリクワガタ、「世界最重量のカブトムシ」であるゾウカブトなど30種類のカブト・クワガタを集めています。
migi.JPG
また、標本ではカブトムシのなかまが標本箱で41箱、約300種類700点、クワガタムシのなかまは標本箱で65箱、約600種類2200点を展示しています。
japan.JPG
 その標本の内容ですが、通常は「ミヤマクワガタのなかま」とか「ゾウカブトのなかま」など分類別に収容しています。ただ、上の写真のように日本のクワガタとして収容している標本箱もあります。
 また、下の写真のようにギラファノコギリクワガタの亜種を集めて比較した標本箱もあります。他にも「7本足のカブトムシ」や「雌雄型のクワガタ」「大アゴが4本あるノコギリクワガタ」などの標本もあり、カブト・クワガタ好きにはたまらない世界になっていると自負しています。なお、以前に寄贈頂いたカブト・クワガタの本なども50冊程閲覧できるようになっています。
giraffa.JPG
 実は標本は今から夏休み前が一番充実した内容と数になっています。夏休みに入るとタッチングコーナーや販売コーナーに標本の場所を半分近く開けなければならないからです。このため、現在の106箱約900種類2900点の展示から半数近くに減ってしまうのです。タッチングより多くの種類の標本を見たい方は今が一番良いと思います。
 生体展示についても8月の終わりまでの3ヶ月間というロングランでの展示ですので、ここに記載した生体展示も種類が一部変わることはご了承ください。生体展示して死亡した昆虫たちのほとんどを標本として残しています。このため、初夏の生体展示が秋近くには標本として登場している場合もあります。

このエントリーをはてなブックマークに追加

ファーブル伊藤の生き物日記「嫌われる虫」展が始まります。

 kirawareru.JPG
 この春の昆虫館は少し異色な虫たちを集めています。多くの人から嫌われている虫。マニアックというかゲテモノというか園内の職員からも嫌な顔をされた虫たちが大集合です。満を持してこの企画に挑みました。タイトルは「嫌われる虫~世界のゴキブリ大集合!」展(3月11日~4月9日)です。世界のゴキブリたちを20種類以上集め、さらにタランチュラやサソリ、カメムシなどの嫌われる生き物を展示しました。
 人々が一部の虫を嫌う理由としては様々な原因があると思います。刺すから嫌い!見た目が気持ち悪い!見た目が怖い!作物の害虫だから嫌い!家に侵入するから嫌い!などが上げられるでしょうか。他にクマゼミが夏の炎天下に鳴くと暑さが倍増するから嫌いとか、テレビの製作から聞いた話では夏以外に放送するのでセミに鳴かれると季節感が変わるので困るなんてこともあるようです。
また、昆虫ではありませんが、ムカデやヤスデ、ゲジなどは脚が多すぎて気持ち悪いので嫌う人が多いようです。カブトムシの成虫はかっこいいので好きという人は多いのですが、幼虫は巨大ないもむしですから嫌われることが多いようですね。
sasori.jpg
 今までの昆虫館の展示企画では特に子供たちに人気がある「世界のカブト・クワガタ」展や美しい昆虫を集めた「キラキラ光る昆虫」展など一般受けする企画が多かったと思います。「マレーシアの昆虫展」や「中南米の昆虫展」などでサソリやタランチュラ、ヤスデなどを展示したことはありましたが、昆虫館全体が嫌われる虫一色になったのは初めてのことだと思います。(でも私は個人的にワクワク感満載です。)
kumo.jpg
 ある調査で日本人が嫌いな生き物はやはりゴキブリだったと聞いたことがあります。私の家族もゴキブリが大の苦手で家に出没した時の対応はすべて私が行なっています。嫌われる理由としては家に侵入する神出鬼没なことや台所で食器などを徘徊して不衛生なところ。そして動きが素早く時には家の中を飛び回ることでしょうか。
 しかし、ゴキブリという生き物を多くの方が間違った認識をしていると思います。ゴキブリがすべて上記のような虫ではありません。世界には約4000種類のゴキブリが知られていますが、害虫として家に侵入してくる種類はその1%以下なのです。99%以上のゴキブリたちは人の生活とは離れた森林などで生活しています。そして自然界の食物連鎖の中で捕食される側として子孫繁栄のためたくさんの卵を産んで種を保っているのです。ゴキブリたちも自然界の中ではトカゲや雑食性の小型哺乳類、鳥類などから常に狙われているのです。このため、一部のゴキブリたちは外敵がいなく安全で、暖かく、食料もある人の家に侵入してきたのです。ゴキブリたちは人類よりのはるか先にこの地球上で繁栄してきた昆虫です。化石として見つかるゴキブリの先祖たちは現世のゴキブリとそれほど変わっていない古代からすでに完成された生き物です。
 今回も一部のゴキブリたちは長崎県内で採集しました。サツマゴキブリという種類は道路の法面工事で使用する水抜き穴にも生息しています。棒などを使用してその穴から引き出して取りました。
 haruoka.JPG
 欧米ではペットでゴキブリを飼う人がたくさんおり、日本でも近年はその傾向があり、ペットゴキブリを販売しているショップもあります。
ペットゴキブリで知られているのは、マダガスカル産のゴキブリたちでしょう。特にマダガスカルヒッシングローチと呼ばれているのは、翅がなく、動きも鈍いため我々のゴキブリのイメージとはかなりかけ離れている気がします。
mogura②.jpg
 そして、ペットゴキブリの最高峰はオーストラリアに住むヨロイモグラゴキブリでしょう。ゴキブリファンは是非飼育してみたいゴキブリのナンバーワンと言われています。世界最重量の本種はユーカリの林の土中に穴を掘り家族で生活しています。有毒物質を含むユーカリの落ち葉を食べて、土に換えてくれる大切な役割をしているのです。土中の生活のため、動きも鈍く翅も無いゴキブリですので、見た目もゴキブリというよりもカブトムシや三葉虫のようです。寿命も約10年と長生きです。

 ここまで読んで頂いて、ゴキブリたちのこと興味が沸いて来ましたでしょうか?逆に益々嫌いになってしまったでしょうか?
 約1ヶ月間という短い期間での展示です。是非、気合を入れて昆虫館のドアを開けてみてください。お化け屋敷的な感覚でも結構です。ガラスの向こうにいる虫たちは皆様の方には出てきませんので、怖がらずにじっくり観察することが出来ますよ。少しでもこの同じ地球に住む仲間としてご覧頂ければ幸いです。タッチングコーナーも設置しますので、勇気があれば直に触ってみてください。

 しかし、それでも益々嫌いになった場合はごめんなさい。


 最後は我が家で撮った写真ではありません。展示物のひとつです。
sinku.JPG

このエントリーをはてなブックマークに追加

ファーブル伊藤の生き物日記「春を探しに山へ」

 長崎県地方の春一番が2月16日だったと報道で知りましたが、ちょうどその日は公休でしたので、長崎県北部で一番高い山に行って来ました。
 目的は新春の恵みを見つけることでした。長年フィールドに出ていると様々な自然のその時がだんだん分かるようになってきました。ところが、標高600m付近では思いもよらず先週の雪が残っており不安が過ぎります。
zannsetu.JPG
ノーマルタイヤではこれ以上進むのが心配のため、歩いて散策したところ、目的の植物が雪に負けずに顔を出していました。
yukitofukinotou.JPG
目的の新春の恵みとはふきのとうです。日当たりの良い雪が解けた場所には早くも花が咲いているものもありました。少しずつですが、季節は確実に進んでいるようです。
fukinotouhana.JPG
 その後は昨年収穫した以外の新しい場所も見つけられたので、こんなにたくさん採れました。収穫したほとんどはこれを毎年待っている人に送りました。一部はその夜はてんぷらにして春の香りと独特のほろ苦い味を1年ぶりに堪能しました。
子供の頃は両親の実家がある長野県伊那市に春休みに行くと川や田んぼのまわりにたくさんのふきのとうがあったのを思い出しますが、長野県と比べるとふきのとうのでるのが約1ヶ月以上も早いことになります。
fukkinotousilyuukaku.JPG
 新春の恵みをたくさん収穫できた喜びはありましたが、山を見ると今年もこれから大変な時期が来ることを予感させる風景がありました。山の木々が緑色ではなく赤茶けた色をしているのです。特に今年は多く思われます。
sugi.JPG
赤茶けた木は杉です。この当たりは植林地が多いので杉林や檜林がたくさんあります。その杉に近寄ってみるとたくさんの雄花がありました。まだ、この当たりは開いていないようです。
suginotubomi.JPG
 今のところ私は花粉症の経験がないのですが、バイオパークのある社員は花粉症に悩まされているのを長年見ていますので何時私もそうなるか心配であり人事ではありませんが、早く暖かくなって昆虫採集に出かけたいとウズウズしています。冬には採集に行っていないので休みには動かない為、体重も増加傾向で困っています。
 春は動物の出産ラッシュでもありますので、毎年この時期は春が待ち遠しいです。
 

このエントリーをはてなブックマークに追加

ファーブル伊藤の生き物日記「冬に動き出す生き物」

kasumi-osu1.JPG
 毎年、1月になると、長崎バイオパークの園内である生き物が産卵します。上の写真がその生き物ですが、何かお分かりですか?大きさは12cmくらいなので、ボールペンの長さくらいでしょうか。イモリではありません。答えはサンショウウオのなかまのカスミサンショウウオです。
 私は高校生の頃、生物部でハコネサンショウウオの研究をしていましたので、このような小型サンショウウオが大好きです。長崎バイオパークの飼育係になってうれしかったことのひとつとして園内にサンショウウオが生活していることでした。そして33年間、毎年この産卵場所に今年も繁殖行動をしているかを観察し続けてきました。
 今年は1月13~15日にかけて少し暖かい雨が降りました。メスはこの雨をきっかけとして産卵場所に移動します。オスはというとその産卵場所で12月頃からメスを待っています。今回、その産卵場所を網で2~3回掬ってみました。すると18匹もの成体が取れました。18匹はすべてオスでした。(このオスたちは写真撮影後すぐにいた場所に放しました。)
このように長崎バイオパークにはあまり目に付かないけれども多くの野生生物の営みが見られます。
kasumi-osu18.JPG
 下の写真がそのサンショウウオの卵です。小さな卵がたくさん入っているバナナ状の袋を卵のうと言います。その卵のうは1匹のメスが1対を産みます。その卵のうの中には合わせて100~200個もの卵が入っています。写真の卵のうは左右違う日に違うメスが産んだもので、発生段階が違っています。少し分かりにくいかもしれませんが、左の卵のうの卵はだるま型で右はそれよりも発生が早く、魚の型に近くなっています。kasumi-egg2.JPG
 卵のうは普通、水中にある石や枯れ枝などにくっ付けて産みますが、下の写真のように水中にある人工物にも産むことがあります。これは発泡スチロールの箱が産卵場所に落ちており、その底に2対の卵のうが付着していました。そこは人目に触れないところですので、ナイスアイデアですね。でも産卵場所はゴミなどがないようにしておきたいところです。
kasumi-egg.JPG
 カスミサンショウウオの産卵シーズンは3月頃までなので、オスたちはそれまでメスを待って繁殖活動を行ないます。その後は涼しく湿度の高い、林内に戻り次の産卵シーズンに備えます。佐賀県では外来種の野生のアライグマによって産卵期に集まるサンショウウオたちが食害を受けているという報告を聞きます。なんと硬くておいしくない尾を残して食べてしまうのです。産卵期以外は単独で生活しているサンショウウオたちを見ることはほとんどありませんが、産卵期は集団になりますので、今後、長崎県内でも野生のアライグマが増えると同様なことが起きるおそれがあります。
kasumi-egg-osu.JPG
 卵から孵化した幼生は6月頃までには上陸して陸上生活を行ないます。その後、成体になって、この産卵場所に戻るのが、数年先になります。少しでも多くの個体がまたこの産卵場所に戻ってきて欲しいものです。今年上陸した子供たちが成体になって、初めてこの産卵場所に戻ってくる年に観察している私は赤い防寒着を着ているかもしれません。

続きを読む

バックナンバー

ここからサイトのご利用案内です。

サイトのご利用案内ここまでです。