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公式ブログ “Como esta! BIO PARK”

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おもしろ動物辞典1 カピバラ

カピバラのヒミツ
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「カピバラはおしりをなでなでされると寝てしまう」


皆さんも一度はこのフレーズを聞いたことがあるかもしれません。

確かに、なでなでするとゴロンと寝転んでしまうという特徴を持った動物なのですが、簡単にゴロンとしてしまうようでは肉食の動物に食べられてしまいます。
つまり、ゴロンとさせるには少しコツが必要なのです。


よく来園されたお客様の中で「なでると寝るんでしょ?」と張り切って撫でる方を見かけます。しかし、急に近づいてびっくりされたり、撫で方が気に食わなくてどこかへ行かれてしまいションボリしている、そんな方を多く見かけます。


では、どうすればゴロンとさせることができるのでしょうか?
 
そんな失敗をしないためのコツとは、

 1. ゆっくりと近づく

 2. まずはおしりから

 3. 触るか触らないかぎりぎりのソフトタッチ

 4. 馴れてきたら少し強めに

 5. 毛が逆立ってきたら触る範囲を広げていく

という5つのステップが必要です。

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-なでなでごろーんした後のようす-

こちらの動画でカピバラのなでなでプロ(自称)が詳しく解説していますので、ゴロンさせたい人はぜひチェックをしてみてください。
https://youtu.be/dJjdddJm4Ps

また、その日の天気や気温にもゴロンとさせられるかどうかが左右されます。日差しが心地よい温かい日ならベストです。カピバラも濡れたくないですし、冷たい地面は嫌いです。なので、雨の日などはいくら撫でても横にはならないです。


 大事な注意点ですが、カピバラが嫌がっているときにしつこく触ったり、顔周りを触ったりしてしまうと、重大な事故につながります。動物の感情をよく考え、ゆっくり優しくなでるようにしてください。


なぜ、撫でられると寝てしまうのでしょうか...

理由としては単純に気持ちが良いからではないでしょうか。カピバラに限らず、ほかの動物でも気持ちが良くてゴロンと寝てしまう動物はたくさんいます。(反対に触られること、撫でられることが嫌いな動物もいます。)

撫でていると気持ちのよさそうな表情になり、トロンと寝てしまう...そんな表情を見ているとこちらもほっこりとした気持ちになれます。


以上のように、皆さんもコツさえ覚えることができれば、いとも簡単にゴロンと寝かせることができます(プロを自称しても良いでしょう)。バイオパークへ遊びに来た際はぜひ、優しくなでなでして癒されてみてください。


ほかにも、YouTubeやTwitter・Instagram・TikTokなどのSNSで動物たちの魅力を紹介していますので是非ご覧ください。
それでは、また。



カピバラ
Hydrochoerus hydrochaeris
[分類]   げっ歯目(ネズミ目) カピバラ科
[生息地]  南アメリカの北東部からアンデス山脈から東側の中部
[生息環境] 川のほとり等の水辺や開けた草原。熱帯多雨林を含む様々な環境に見られることも
[食性]   草食性。主に草原の下草などを食べるが、水草を食べることもある
[サイズ]  頭胴長1~1.3m、体高50cm、体重50kg以上にもなる
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スタッフの勝手な妄想「マーラ」

このカテゴリではバイオパークのスタッフが日々の業務の中でふと感じたことを記してみようと思います。
更新は中の人の気分と体調と忙しさとネタの枯渇により不定期となります。
内容は真偽不明のフィクションが含まれる場合もありますので、信頼性、専門性は保証できません。

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どうも、バイオパークスタッフのペーです。
前回の記事はいかがでしたでしょうか。
前回に続いてまた、他愛も無いお話となります。


今回は、初見殺しの生物「マーラ」についてです。
マーラは当園でも飼育しており、なんとも言えない愛嬌のある動物ですが、動物業界でもあまり目立つ動物とは言えませんね。


立ちマーラ.jpg
マーラ




さて、世の中ゲーマーばかりではありませんので、初見殺しなんて物騒な言葉はなんぞやと思われる方もいるかと思います。
初見殺しとはそのまま、ゲームを進める中で、初見(初めて見る人)を殺す(ゲームオーバーにする、クリア不可能な仕掛けがある)といった意味です。
つまり、事前に情報を知っていたり、何度か挑戦した事がある等の前知識なしではよくわからないまま終わらせられるという事です。


なぜ初見殺しなのかというと、すでにマーラをご存知の方も最初はなんとなく感じませんでしたでしょうか。


なんだこの生物は...キメラ...?と。


きっと思ったはずです。
なんだかいろんな生き物が混ざったような見た目をしていますからね。
初見でマーラがなんの仲間なのか言い当てる人はなかなかいません。
パッと見ただけでわかった方は動物がお好きなのでしょう。


そのおかげで、マーラの担当をしていると来園されるお客様が動物園によく行く人か、そうでないか、なんとなくわかります。


マーラを見た第一声が、「シカ」「ウサギ」「カンガルー」「なにこれ」の人は動物園の経験が浅いです。
※筆者個人の意見です。


経験が浅いからどうということはないのですが。
ちなみにこの中にマーラの正解はありません。

正解は、みんな大好き「ネズミの仲間」です。
よく知られている動物で近いところをいうと、モルモットが近縁種になりますね!


ネズミの仲間というと小さくて毛のない尻尾が生えたよく齧る生き物ばかりを想像しそうですが、ネズミ目(齧歯目)の特徴は「伸び続ける門歯を持つ」ということです。
ですので、尻尾に毛が生えていても、そもそも尻尾がなくても、体毛がなくても、大きくても、伸び続ける門歯を持っている生き物は大概ネズミの仲間です。

ネズミの仲間の中でも、門歯(前歯のことです)以外のネズミ要素をだいぶ削ったのがマーラかなと思いますが。
口元を見ればたしかにネズミです。




そんなマーラさんですが、生息地はというと南米アルゼンチンの固有種と言われています。(実はちょっとアルゼンチンから、はみ出てます。)

出ましたね、固有種。
固有種と名のつく生き物は変わった見た目になりがちですね。
固有種とはそこ以外に生息していないということです。
日本だと小笠原諸島などに多いです。


座りマーラ.jpg
個性です。




主にアルゼンチンのパタゴニア半島に生息していて、英名もPatagonian cavyなどと呼ばれています。


以上はマーラを調べれば大概書かれている内容ですが、マーラの特徴は見た目だけではありません。

マーラを知っている人でも、マーラ展示場で長く観察したことはあるでしょうか?
なかなかマーラで長く留まる方は居ないので、タイミングが合わなければ見られませんが...。

彼らは妙な動きをします。

走り方...。飛び方...?
なんとも言えない移動をします。

主に驚いた時や警戒して移動する時に見られるような気がします。
文字にするとわかりにくいのですが、書いて見ますね。


四肢を伸ばした状態で立っているマーラを想像してください。
(しゃがんだり構えたりしていないということです。)
その格好のままマーラを上下に跳ねさせてください。


そんな感じです。

やはりこれは実際見た事がないと良くわかりませんね!
全速力で走るときは他の生き物と同じように走ります。
走っても歩いてもいない微妙な早さで動いている時に跳ねます。

バイオパークなら広々としたマーラ展示場で中に入って見られますし、ベンチもあるので長時間の観察もオススメです!(宣伝)

走るかどうかはマーラの気分次第となりますが、どんな動物もじっくり観察してみるとおもしろいものですよ。
もちろん手が空いた時はエサやりも出来ます!(宣伝)

不思議な生き物、マーラを今後ともよろしくお願いいたします。


以上です。


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余談ですが、彼らのおしり「鈴カステラ」に見えませんか...?
筆者、マーラがおしりを向けている時に、鈴カステラが並んでおる...。と感じています。
お尻マーラ.JPGお尻マーラ2.JPG
鈴カステラ.jpg


今後とも読み応えのある記事になるよう、善処します!

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スタッフの勝手な妄想「大型動物ってどこから?」

このカテゴリではバイオパークのスタッフが日々の業務の中でふと感じたことを記してみようと思います。
更新は中の人の気分と体調と忙しさとネタの枯渇により不定期となります。
内容は真偽不明のフィクションが含まれる場合もありますので、信頼性、専門性は保証できません。

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はじめまして、バイオパークスタッフのペーです。
今回からブログを書いてみることになりました。
拙い文章ですが、どうぞお付き合いください。

また、冒頭の注意書きに書いている通り、このカテゴリは専門家の保証があるお話とは限りませんのでご了承ください。


さて、初回のネタが何かないかと思いながら朝の清掃作業から帰ってきたところ、「大型動物ってどこからを言うの?」という話になっていました。
これ、実はビミョーにおもしろい話題なんですよね。
動植物の世界はこういう"あやふや"な問題が山積みなんです...。


ということで今回は


大型動物ってどこから?について考えたいと思います。


これ、即答できますでしょうか。
筆者はできません。
定義についてどこかで聞いたことがあるという方もいるかもしれませんね。

もし記事と考えが違ってもこの話題はそもそも曖昧なものですので気にしないでください。


これについて少し調べましたが大型動物、中型動物、小型動物についての基準は調べてもなかなか出てきませんでした。
ただ、何だか"らしい"ものを見つけました。


標準的な体格が体長1mを超える種(ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、特定動物など)が大型動物。
50cmを超え1m以下の種(イヌ、ネコ、ウサギなど)が中型動物。
それ以下の種(ネズミなど)が小型動物。


という括りです。
爬虫類もヘビのような特殊な形状のものがありますが、概ね同じです。

goat.jpg
ヤギ:大型動物


rabbit.jpg
ウサギ:中型動物


rat.jpg
ネズミ:小型動物




......うん。


じゃ、これで。


ありがとうございました。(解決)














...で、終われないのが筆者です。


上記の基準、筆者的にはしっくりくるし、基本これでいいよね?と思っております。
しかし、中にはヤギが大型動物だったりウサギが中型動物だったりすることに違和感を覚える方もいると思います。

これがこの疑問の面白いところだと思います。


ほとんどの人はこの話題について最初に考え始めるとき、無意識に自分(人間)を基準に考えますよね。


そんなことないよっ!
私人間じゃないよっ!

っていう方は失礼いたしました。


上記の基準は人間寄りですが、多少人間よりも小さいサイズを基準にしているような感じがします。

そもそも大型か小型か勝手に決めてるのは人間ですから、人間基準でいいのでしょうが...。
ただ人間を基準とすると地球上のほとんどの動物種が"中型・小型"になります。

なぜなら、地球上で一番数が多い動物は"昆虫"だからです。

皆様の想像をはるかに超える数の動物たちが私たちの足元で暮らしています。


そう、上記の基準に合わせても分かる通り、人間は大型動物です。

大型動物からすれば、自分より小さいものは中・小型動物です。

逆に中・小型動物からすれば自分より大きいものは大型動物です。


右は左で左は右なのです。(哲学)


ですので、どこから大型動物というのかは、誰を基準にするかで大きく変わるのでとても曖昧な問題となりますね。
筆者個人としては動物の大きさを考えるのなら全体の統計的な中型種を割り出してからでは...?と思いますが。

結論としては
日常生活で意識することはないでしょうけれど、基本的に上記の基準で差し支えないと思います!


スッキリしないかもしれませんが、以上です。

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今後とも読み応えのある記事になるよう、善処します!

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レッサーパンダのシイが死亡しました

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シセンレッサーパンダのシイ(椎)が死亡しました。死亡日は2020年1月19日。19歳でした。
レッサーパンダの寿命は野生下では8-10年、飼育下では15年程度と言われていますので、長命な個体だったと思います。

シイは2000年7月13日広島市安佐動物公園生まれで、2004年1月7日に来園。2010年7月には、アイアイとの間に子供が生まれテルと名付けました(2011年に浜松市動物園へ移動)が、その後は残念ながら繁殖の機会がありませんでした。

これまでシイを可愛がってくださった皆様に心からお礼申し上げます。

シイの死亡により、当園のレッサーパンダの飼育数は3頭となりました。

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【ご注意】スズメバチが活発な季節です

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この季節に屋外を歩いていると、たまにスズメバチを見かけることがあります。よく見るのはオオスズメバチやキイロスズメバチなどで、獲物や蜜を探して飛行しています。夏から秋にかけては、スズメバチたちは働きバチや次世代の新女王バチ育成のため大量にエサを確保する必要があり、活発に飛び回り攻撃性も高い時季となっています。もし、屋外でスズメバチに近距離で出会ってしまったら、慌てず騒がずゆっくりと後ずさりしながら距離をとりましょう。スズメバチは大きな音や動きに反応して襲ってくることがありますので、悲鳴を上げたり走り出したりしないようにして下さい。

ちなみにオオスズメバチは世界的に見てもサイズと毒性から最強クラスのハチと言われていますが、近年被害が多いのはキイロスズメバチで、その攻撃性の高さとひとつの巣あたりの個体数の多さ(時には1万を超えることも!)に加え、軒下などの人家の近くでも営巣するためです。

このようになかなか怖いスズメバチですが、現在昆虫館ではオオスズメバチの働きバチを展示しています。怖いけと近くでじっくり見てみたい、という方は安全に観察できる昆虫館へぜひどうぞ(笑

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ナゾ怪盗ピタンカからの練習問題

バイオパークへお越しの皆様。
ナゾ怪盗ピタンカです。
「ナゾ怪盗ピタンカからの挑戦状」なかなか苦戦しているようですね。
手始めに軽く練習問題をやってみましょう。
よろしいでしょうか?
それでは練習問題スタートです。
pytancarenshuumondai400.jpg
とけましたか?
挑戦状にはナゾナゾや暗号など、ちょっとしたヒラメキが必要なナゾトキが8問。アナタにはとけますか?
きゅるきゅる。

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ファーブル伊藤の生き物日記「21年目に入ったアサギマダラのマーキング調査」

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 毎年ゴールデンウィークが終わると近くの山に向かいアサギマダラのマーキング調査を始めます。アサギマダラのマーキング調査とは野外で捕獲したアサギマダラの成虫の翅に自分で決めた標識を油性ペンで書き、それを放蝶して次ぎにどこかで再捕獲されるのを待つという方法で行います。私はこの調査に参加して、今年で21年目に突入しました。昨年は私の20年目の調査でしたが、、私のマーク個体も全国のマーク個体も大きな移動の成果が出ませんでした。近年、日本から台湾に移動する個体の報告が多く、昨年も当たり前のようにその移動があるものと思われていたのですが・・・・・。生き物の不思議は尽きないもので、それがまた調査欲をかき立てることもあるようです。

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 これは5月25日に今年100頭目のマーキングを行なった個体の写真です。今年100頭目に捕獲した個体は新鮮な翅だったので、遠く南西諸島から長崎に来たものではなく、長崎県内外の近隣で羽化したものと推測しています。今の時期に捕獲した場合はこのような美しい新鮮な個体がほとんどです。しかし、一部の個体は翅の色が褪せて破損の多い個体も混ざり、誰かのマーキングが無いかと期待してしまいます。
 初夏のこの時期に長崎県内でアサギマダラに出会える一番の花はノアザミです。他にエゴやウツギ類、イボタ、ネズミモチなどの花になります。

 アサギマダラは渡りをするチョウとして近年有名になってきました。毎年のようにテレビや新聞などにその移動習性などが報道されています。春に台湾や南西諸島から日本本土に移動して、秋に日本本土から南西諸島や台湾に移動することが知られていますが、それはこのマーキング調査から解明されています。北は北海道から南は台湾までの各地にアサギマダラの愛好家がいて、それぞれマーキングを行なっています。そして標識の付いたアサギマダラを再捕獲して報告するのです。
 
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 しかし、アサギマダラにとって遠方への渡りは大変危険を伴うものと思います。先日も林道を歩いていると落ち葉の間にアサギマダラの死骸を見つけました。胴体が無かったので恐らく鳥に捕食されてしまったのでしょう。アサギマダラの幼虫はアルカロイド系の有毒物質を含むガガイモ科の植物を食べているため、捕食者が少ないと言われていますが、敵はいるようです。

 秋の移動記録と比べると春の移動記録はかなり少ないのですが、今年の新しい移動記録が出たらまたここで報告させて頂きます。皆さんもアサギマダラを見たらマークが付いているか確認してください。マークを読み取れた場合は是非ご連絡ください!あなたがこの小さなチョウの大移動の確認者となるかもしれません。 

 私と妻で行なうマーキング調査の今年の目標数は3年連続の5000頭です。

私の標識である『NBP』マーク個体の移動がたくさんあればいいなと願っています。『NBP』とはもちろん(N)長崎(B)バイオ(P)パークの略です。
今年も11月まで調査に走り回ります!

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ファーブル伊藤の生き物日記「今朝ラマが生まれました!」

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 本日(2017年5月26日)の朝にメスの子供が1頭生まれているのを飼育担当者が発見しました。ラマの誕生は2015年9月16日以来となります。
親子は共に元気で、今日保育園の親子遠足で来園していた保護者の方々に説明したところ、ほとんどの方が親の落ち着きぶりと子のしっかりとした足取りを見て、「今朝生まれたとは思えない!」と言う感想でした。恐らく動物たちの生命力の強さも感じられたことでしょう。
 子供を近距離で撮っていると、下の写真のように、心配した母親のテラが私と子供の間に入ってきて子供を隠そうとします。

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 でも暫く一緒にいると心を許してくれたのか授乳を始めました。母親のテラは3頭目の子供ですので、子育てはベテラン慣れたものです。

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 なお、この子の名前ですが、お兄さんがペーターでお姉さんがハイジです。ペーター、ハイジと来て、今回の子供が女の子となれば間違いなく、クララでしょう!?たぶん・・・・・・
(意表を突いてロッテンマイヤーとかは無いか!)

 5月16日にはアメリカビーバーの双子も誕生しています!

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 この双子の両親はディランとヨツバで、3回連続の双子出産となりました。このため、ビーバー一家は8頭の大家族となりました。名前はキキとララです。かわいい子供たちを是非見に来てください!

 最近の私のブログは「昆虫のことばっかりだ!」と知人からクレームを受けたのでようやく動物の記事が書けました。でもファーブル伊藤ですから昆虫記を書くことは問題無いと思うのですが・・・。
次回は間違いなく昆虫になるでしょう。

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ファーブル伊藤の生き物日記「モロンがやって来た!」

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 本日(5月14日)から長崎バイオパーク昆虫館初登場のモロンシロカブトの生体展示を開催致します。モロンオオカブトは2005年にメキシコのサンタマルタ山脈に住むヒルスシロカブトを亜種として登録されたものです。モロンオオカブトとも呼ばれますが、体長は53~84㎜です。

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下の写真はヘルクレス・リッキー(体長約140mmの個体)との比較写真です。

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 長崎バイオパークの昆虫館ではその標本すら入手出来ていませんでした。このため、近年導入すべく探し回っていたのです。念願叶いようやく手にした時はとてつもなく感動しました。体型や体色はヒルスシロカブトというよりもヘルクレスオオカブトの小型個体に良く似ています。メスの前翅はオスよりも黒っぽく先端付近が褐色になっています。今回入手した個体は日本国内で繫殖したものです。今年はミヤシタシロカブトも初めて展示することが出来ましたので、今までの昆虫館の歴史で、5種1亜種が現存するシロカブトのなかまはすべて生体展示を行なったことなります。そしてこの個体が死亡した後は標本としてしっかり残して行く予定です。オスとメスがいるので繫殖にもトライしています。すでに同居した昨日に交尾も確認しています。

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今年初の展示2種類(モロンシロカブトとミヤシタシロカブト)を同じ水槽で仕切って展示しています。我ながら大満足です。

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 また、昨日までヘルクレスオオカブトの蛹の展示をしていましたが、本日よりマルスゾウカブトのオス2頭の展示と交代です。このマルスゾウカブトは2014年秋に当園で孵化した個体ですので蛹まで2年以上掛かっています。

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さなぎの展示には生きていることを表示しなければ作り物と思われてしまいます。でもたまにモゾモゾと動きますのでその時は歓声が上がります。時には「気持ち悪い」。とか「土に埋めなくて大丈夫か?」という声もあるようです。

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 モロンシロカブトは1ペアしかいませんので、この個体が死亡したら生体展示は終了となります。また、メスに関しては早いうちに産卵させる容器に移しますので展示から早々にいなくなるでしょう。マルスゾウカブトのさなぎも約1ヶ月で成虫に羽化しますので、これも6月中旬くらいまでと考えています。興味のある方はお早めのご来園をお勧めいたします。

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ファーブル伊藤の生き物日記「ファーブル伊藤の生き物日記が長崎のテレビで放送!」

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 長崎放送(NBC)で4月から長崎ケーブルメディア制作の「なんでんカフェ モーニング」が毎週月曜日から木曜日まで放送されていますが、その中でこのブログと同じタイトルの「ファーブル伊藤の生き物日記」というコーナーが毎月1回放送が予定されています。この「なんでんカフェ モーニング」は長崎ケーブルメディアで放送している「なんでんカフェ」の中から選ばれたコーナーをNBCで放送しています。これまで長崎ケーブルメディアのケーブルエリア内で加入したお宅だけが視聴出来たのですが、4月からは長崎県内の方すべてが見ることが出来るようになったのです。
 4月は5日に放送があり、内容はコンゴウインコと嫌われる虫展でした。以下の写真が記念すべき1回目の新聞のテレビ欄になります。何と「ファーブル伊藤の生き物日記」と書かれているではありませんか!うれしいやら、はずかしいやら複雑な気持ちです。芸名(?)でのテレビ紹介は初めてです。
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 先日、長崎ケーブルメディアの「なんでんカフェ」にはスタジオ生放送で出演して来ましたが、その番組のコーナーが今度は5月4日に長崎放送(NBC)で朝9時55分から放送があります。内容はキツネザルの赤ちゃんと世界のカブト・クワガタ展です。この放送の予告も自宅のブルーレイの予約欄にありました。何とすでに今度はファーブル伊藤の芸名(?)は消えていました!タイトル名が長いとこうなるのでしょうか。
5・4NBCTV.JPG
 長崎ケーブルメディアの「なんでんカフェ」では2015年6月よりお世話になっておりまして、これまで毎月1回のペースでバイオパークの動物たちの紹介をさせて頂いています。このコーナーの出演者は長崎亭キヨちゃんぽんさんという長崎では有名なお笑い芸人の方です。このため、私にはキヨちゃんの相方として「西海亭マサ皿うどん」と命名しましたが、とても言い辛いので通常は使用していません。
 これまでキヨちゃんにはお笑い芸人としてザリガニに鼻を挟まれたり、ラマにツバをかけられたりと体を張ってバイオパークの動物紹介をしていただきましたが、今後も楽しくそして少し真面目に動物たちの素晴らしいところを紹介していきたいと思います。
 長崎県内の方は是非5月4日の放送をご覧下さい。GWでバイオパークに来られる方は録画予約をお願い致します!!ちなみに私の親友である、かえる先生こと松尾公則さんのコーナーの「かえる先生の授業」は5月3日放送で、バイオパークのアライグマも登場します。こちらも是非ご覧下さい。私はアライグマの後ろでチラット出ています。
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過去の記事一覧