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公式ブログ “Como esta! BIO PARK”

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春眠暁を覚えず・・・

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この写真の、小判に手足が生えているような生き物ですが、いったい何の動物だかわかりますか?
決してひっくり返ったワニガメではありません。


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これは、フラワードームで展示している「ムツオビアルマジロ」の寝姿だったんです。
よくお客様から「死んでいるのではないか?」とスタッフ宛に”通報”があるのですが、別に死んでいるわけではありません(汗
アルマジロというと、皮膚が変化した硬い甲羅を持ち、外敵に襲われたりすると丸くなるイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、ボールのように丸くなれるのは「ミツオビアルマジロ」属の2種だけで、このムツオビアルマジロは、手足を甲羅の下にしまい込んで、地面に伏せるようにして身を守ります。
そんなムツオビアルマジロですが、バイオパークで飼育している個体は寝るときは最初の写真のように豪快にお腹を上にしてスヤスヤと眠ります。やわらかいお腹を無防備に上にしているのは安心している証拠なので、起こさないであげて下さいね。


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さらに、カメのような外見からはなかなか想像できないかもしれませんが、この写真のように後2本足で立ち上がる事だってできるんです。どうです、けっこうかわいいでしょう?

このムツオビアルマジロ、フラワードームで展示しているのですが、お帰りの順路のちょっと奥まった場所なので、見逃す方が多いかもしれません。フラワードームの出口へ向かう前に、ちょっと奥の方ものぞいて見てください。運がよければ、この寝姿が見られるかもしれません。