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ファーブル伊藤の生き物日記「今年もザリガニ釣りが始まりました。」
今年も4月25日からアンデス広場で恒例のザリガニ釣りが始まりました。アンデス広場の池にはおよそ1千匹以上のアメリカザリガニが生息していると思われます。
ゴールデンウィーク時にはお一人様20分間の制限時間で50竿を用意していましたが、昼過ぎには少々お待ちいただくこともあり大盛況でした。
20分間でこんなに多くのザリガニを釣り上げたお客様もいらっしゃいました。
なお、アメリカザリガニは外来種のため、持ち帰ることは出来ません。釣り上げたザリガニたちはアンデス池にリリースしています。
私のザリガニ釣りの思い出と言えば、東京在住の小学生の頃に父親に連れられて埼玉県や千葉県の池や沼に行ったことです。時期はやはり子供の日前後で釣りに行く前日には乾物屋で1枚もののスルメを買いに行き、それをハサミで程よい大きさに切り、タコ糸で釣竿に結んでいました。ただ、何回か当日が大雨で行けなくなり、泣きながらスルメを齧ったこともありました。
ザリガニ釣りは子供でも出来る楽しい遊びです。だた、昔のように安全に釣りが出来るところが少なくなり、また池には「ここで遊んではいけません!」というような看板を最近よく見かけます。
このためなのか、テレビゲームのせいなのか、最近ではザリガニ釣りの経験のないお子さんが多くなっているようです。ザリガニを釣り上げても触れない、掴めないお子さんも多く見かけます。
ところでアメリカザリガニのオスとメスの見分け方はご存知でしょうか?
このバケツにはオスとメスがいます。さて分かりますか?
写真の上がオスで下がメスです。はさみ(前脚)の大きさが体に比べて大きい方がオスです。ただ、この見分け方では間違えることがあります。それははさみが取れてしまって再生してきた頃は小さいからです。
それではもっと確実な見分け方をご紹介しましょう。
腹側の尾に近い部分の違いです。
オスには交尾するための突起があります。
メスにはそれがありません。
子供の頃の私は誰に教わったのか記憶にありませんが、このオスの突起を「チンチン」と勝手に呼んでいたのですが、今思えば間違いではなかったのです。
長い冬眠から目覚めたザリガニたちは今が一番食欲旺盛な時期です。このため、ザリガニが一番釣りやすい時期でもあります。
夏休みまでの時期はこのザリガニ釣りは土日祝日のみの開催になります。1竿300円です。さあ、あなたは制限時間20分で何匹のザリガニを釣り上げることが出来るでしょうか?
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