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公式ブログ “Como esta! BIO PARK”

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ファーブル伊藤の生き物日記「大地(だいち)君とお散歩始めました」

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フサオマキザルの大地君を生後約1ヶ月後人工哺育に切り替えて早3ヶ月が経ちました。
今年の6月16日に生まれ、母親が育児放棄をして人工哺育を始めたのが7月11日でした。この時の体重が400gでしたが、最近の測定では800gを超えて、2倍となりました。
 24時間体制での授乳では家に持ち帰っての世話がありました。我が家を含め4名の飼育係の家族の協力のおかげだと思っています。夜中の授乳時には家族も起きてしまうことも多く、おむつを付ける時は手伝ってもらったことも多かったと思います。
伊藤家では大地君を連れて帰った時の妻や子の反応が違いました。私一人での帰宅時は妻に「な~んだ大地君は来ていないんだ。」と言われることが多々ありました。たぶんこれは他の3名の家庭も同じだったことは想像できます。母親から育児放棄されましたが、その代わり以上に多くの人からの愛情を受けてここまで育ったのです。
最近ではミルクだけではなく、離乳食としてバナナを少しずつ食べており、これにより授乳回数も減ってきています。
 夏の暑さも終わり、気候的には最も良い季節になっていますので、大地君と園内のお散歩を始めました。まだ日中の日差しが強い日もありますが、日光浴とお客様とのふれあいを目的に時間を決めずに時々園内散歩をします。ただ、大地君はまだ臆病なので、我々親代わりの飼育係の腕や時には足にしがみ付いて園内に出ています。
園内でお会いできたらやさしく大地君に声を掛けて、触れてみてください。

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ファーブル伊藤の生き物日記「キリンの長い旅」

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 埼玉県こども動物自然公園からアミメキリンのニック君(1歳3ヶ月)がやってきました。埼玉県東松山市から長崎バイオパークまで約1200kmをトラックに乗りすべて陸路で運ばれてきたのです。埼玉を出てほぼ22時間の長旅で少々疲れた様子ではありましたが、到着後新しい住居のキリン舎に戸惑いながらでも、好物の木の葉を食べてくれた時がスタッフ一同安堵の瞬間でした。
 小さい動物であれば飛行機に乗せることができますが、1歳とはいえ3m前後の大きさがありますので、輸送箱に入りトラックでの移動になります。
 ニックにとっては初めての長旅、初めての一人住まい、初めてのバイオパークのキリン舎など環境の変化が激しかったので早く落ち着いて欲しいものです。
 2010年8月15日に老衰でアミメキリンのノブコを失ってから約2年間不在だったキリン舎に新しい若いキリン入りました。この新しい血が長崎バイオパークで延々と続いていくように今度はメスのキリン。すなわちニックの嫁さん捜しが私の次の使命です。
 長崎バイオパークのキリン復活に関して埼玉こども動物自然公園のスタッフの方々には本当に感謝しています。
 埼玉でのキリン担当者のお話ではニックは人馴れをしていて甘えん坊とのこと。バイオパークのキリン担当の末竹君を早く覚えて甘える姿を見せて欲しいな。

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ニックの一般公開は本日10月6日(土)から始まりました。 
よろしくお願いします。