動物図鑑
カピバラの池とオマキザルの島
ここ「カピバラの池とオマキザルの島」には、その名のとおり「カピバラ」と「オマキザル」、そして「ブラジルバク」が住んでいます。
池の中の島で暮らしているフサオマキザルは、南米の熱帯や亜熱帯の森に住むサルです。群れで行動し、その名のとおり尾にものを巻きつけることができます。サルの仲間でも知能が高く、非常に豊かな表情をみせるのもこのサルの特徴です。
同じく南米の暖かい水辺で暮らすカピバラは、バイオパークのなかでも、ひときわ人気の動物。世界最大のネズミの仲間で、体長1メートル以上、体重は50キロを超えるものもいます。このカピバラたちに会うために、全国からファンの方たちがお越しになります。その人気の理由は、何と言っても、ふれあいやエサやりが思う存分楽しめるところ。カピバラは本来警戒心が強く、おくびょうな動物ですが、放し飼いでお客様といつも一緒にいるここのカピバラたちは、ヒトをみると近づいてくるほどです。お目当ては販売機でエサを買ってもらうことなのですが、体をなでてあげるとゴロンと寝転がり、時にはお腹を見せてスヤスヤ眠ってしまうことも・・・。お腹いっぱいになり、人間たちとのふれあいにも飽きると、池を泳いでオマキザルの島で一休みしたりもします。
さて、ここには冬の間だけオープンするカピバラ専用の露天風呂があります。カピバラは寒いと池に入りたがらず、肌が乾燥してしまうため、その予防のために地元の自然石を使った石積みのお風呂がつくられました。この露天風呂が、カピバラたちに大好評。お湯に入り、頭から「打たせ湯」を浴びてウットリしている姿は、冬ならではの風物詩。冬至の時期には、長崎名物のざぼんを浮かべた「ゆず湯」ならぬ「ざぼん湯」も登場します。