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公式ブログ “Como esta! BIO PARK”
カバのモモ母子がムーと同居開始!
モモと赤ちゃんの龍馬が、4月30日からムーと同居を始めました。これで父母子そろって水入らず(もちろん池の水はあります)の暮らしとなりました。
ところがモモ母さん、合流するや否や ( ̄へ ̄^)~って感じで、最初は旦那さんのムーを寄せつけず、追いかけ回すありさま。ムーもタジタジ (-□-;)!!↓ 約1時間、ムーはモモのそばに近寄れませんでした。
【写真左があわてて逃げるムー、右が追いかけるモモ】
しか~し、そののち最初にムーに近寄ったのは、息子の龍馬くん。どうもお父さんが大好きみたいで、スーッとムーのそばに近寄って↓うれしそう。
【写真の一番手前がムー、お父さんに近寄る龍馬、モモは池の中】
それからようやくモモもムーを追いかけなくなりました。子は鎹(かすがい)とは言いますが、カバもそうなのかなぁ。それともモモ母さん↓、やっぱ息子にも厳しい?
【写真の一番奥がムー、顔を見合わせているのが龍馬とモモ】
なんとなく家族のチカラ関係を垣間見たような、見ないような新生活のスタートです。
【・・・な表情!?のモモ】
男性陣、ガンバレ~ッ!
【ふれあい取扱説明書 その8】「ふれあい」へのこだわり
これで「ふれあい取扱説明書」はこれからも追加予定ですが、連載はここでいったん終了です。最後にちょっとだけ「こだわり」をお伝えしたいと思います。
長崎バイオパークの動物たちはペットとは違います。動物園という環境で人間に慣れ、人間と共存していくことを選んだ「野生」に近い動物たちです。
彼らの目から見ると人間はどう見えるでしょうか?嬉しくって駆け寄ってくる姿が、追いかけられているように感じるかもしれない。愛おしくって抱っこしようとする手が、捕まえようとする手に見えるかもしれない。バイオパークの「ふれあい」はそんな心を感じて、お互いを思いやる「きっかけ」であってほしいのです。
でもお互いを思いやることは隔絶された空間ではできません。これは私たちにとって難しい問題です。お客様と動物とが同じ空間を共有するならば、お互いがお互いを傷つけてしまう可能性もあるからです。この問題を克服し、お客様と動物たちとの出会いを演出することこそ、バイオパークの仕事といってもいいかもしれません。
たとえばカピバラの展示場のあの大きな池。単にカピバラが泳ぎが上手だからという理由だけで作ったものではありません。カピバラがストレスを感じたとき、お客様を傷つけることなく逃げられる場所を確保する。それによってお客様を守り、カピバラも守ろうとして考えられたものです。今のバイオパークは約30年間の「ふれあいへのこだわり」の集合体になっています。
ぜひ一度バイオパークの「ふれあい」を楽しみにいらっしゃってください。ここで楽しんでいただいたことが、人間と動物とがお互いを尊重していける関係につながっていくことを私たちは願っています。
カバのモモの赤ちゃん「龍馬(りょうま)」の動画を公開
インターネットで佐世保を中心に西九州の情報を紹介している「99チャンネル」さんが、4月6日と22日に取材で来てくれたときに撮影した「龍馬」の動画を提供してくれましたので、みなさんにご紹介します。
4月6日に撮影した時は、まだ「へその緒」が残ってたんですね...。
カバのモモの赤ちゃんの名まえは「龍馬(りょうま)」に決定!
4/1に生まれたモモの赤ちゃん(男の子)の名まえは「龍馬(りょうま)」に決まりました。
名まえを募集した4/4~19までの期間中に、ご来園のお客様からご応募いただいた名まえは合計で2,164件。本当にありがとうございました。
たくさんご応募いただいた中から飼育スタッフで選考させていただいた“りょうま”という名まえには、7人の方からご応募をいただきました。この名前は、長崎との縁が深い幕末の志士・坂本龍馬をイメージさせ、さらにカバは漢字で“河馬”と書くことから「馬」つながりでもあります。カバの赤ちゃんは2010年春に鹿児島県の平川動物公園に行くことが予定されていますが、私たちの心に残る名前、そして鹿児島のみなさんに温かく迎えていただく話題性のある名前であるという点が、採用の決め手となりました。
みなさんには、いろんな名のご応募をいただきましたが、ここで応募が多かった名前を少しご紹介しましょう。まず一番多かったのは「ももたろう」(95件)、次いで「ももじろう」(62件)、3位が「すもも」(60件)、6位が「ももた」(32件)、10位の「もものすけ」など。これらはお母さんの「モモ」から連想した名前ですね。また7位の「さくら」(31件)、9位の「はる」は、生まれた時の季節ということでしょうか。他に多かったところでは「たろう」(4位)、「ぽぽ」(5位)、げんき(8位)などなど・・・。どれもみなさんの想いが伝わってきます。ところで最多応募だった「ももたろう」という名前は、実はモモの最初の子どもが「ももたろう」だったんです・・・○×▼△¥@=!
さて、この「りょうま」で応募いただいた7人の名付け親のみなさまには、近日中に感謝状と記念品をお送りしますので、楽しみに待っててください。ちなみに記念品は当園オリジナル「カバのモモちゃんぬいぐるみ」と「カピバラ抱きまくら」をセットでお贈りします。ご笑納ください。
追伸、その「龍馬」ですが、生まれたときと比べると、ひとまわり大きくなりました。体に張りが出て、今ではまんまるパンパンって感じです。モモのおっぱいを水中で飲んでます。陸に上がったときは、モモの腕まくらでゴロ~ンとお昼寝。“寝る子は育つ”、大きくなあれ!
【ふれあい取扱説明書 その7】大型動物とふれあい!
できるだけ自然の迫力そのままに、動物との世界の隔たりを感じられないように工夫はしていますが、大型動物はさすがに「ふれあい」といっても自由にというわけにはいきません。
しかし、バイオパークでは極上の「ふれあい」を、日曜祝日限定のイベントとして行っています。そう「大型動物のエサやり体験」です!あの憧れのシロサイ、カバに手を伸ばせばさわれそうなくらい近くでエサをあげることができますよ!
イベント情報ページでチェック!
まずはシロサイ。
さすがに何もないと危険なので、檻に入ってもらいます・・・お客様に!(動物に檻に入ってもらわないところがバイオパークならでは!)お客様はなんと写真の格子手前ギリギリまで行ってOK!
エサは干草。30cmくらいの棒の先についています。近づいてシロサイにあげましょう!
近い!近すぎてなんだかわからなくってすみません!写真の下のほうが口で、干草を食べているのがわかりますでしょうか?遠くと近くではぜんぜん違います。やっぱりサイはデカイ!
最後は飼育頭数5頭は日本一のカバ!エサはキャベツ。
これを持ってると、カバが「エサちょーだい」と大きな口をあけてきます!放り込んでしまいましょう!
口の大きさ大迫力です!
さらに!参加いただいたお客様には、動物トレーディングカードをプレゼント中です。これは体験しないと絶対損ですよ。
※5/3(日)~5/6(水祝)は園内が大変混雑し危険な状況になることが予想されるためやむをえず中止させていただきます。
さて、次回は
いったん連載まとめとしまして、ちょっと「こだわり」を語らせていただきます。
ドナドナ
バイオパークのメインエントランス横に飾ってあったクラシックタイプのバスをご覧になった事がある方も多いと思います。このバスは、昔長崎オランダ村とバイオパーク間のシャトルバスとして、お客様を乗せて運行していた英国「アスキス(Asquith)」社製のシャイアーホースというバスでした。
走っていたのはオランダ村も全盛期の頃で、ずいぶん活躍してくれました。が、かなり距離も走ったのと、「アスキス」社が無くなってしまい、部品の調達もできなくなってしまったので、こうして余生を送っていたのですが、さすがに内外装の劣化も進んできたので、撤去される事になりました。
もちろん長年の展示により自走は不可能ですので、こうしてダンプでけん引する事に。
「ロープの具合はよかかな?」
そろそろとけん引をはじめ、歩道との段差をゆっくり慎重に下ろします。
「うー、どうか車軸が折れたりしませんように(汗」
でも、まだまだ意外と丈夫なもので、作業にあたっていたスタッフもひと安心のようです。
駐車場内を引かれて行く後ろ姿を見ていると、ひとつの時代の象徴が無くなる感じで、なんだか一抹のさびしさをおぼえます。最後はみんなで感謝してお見送りしました。
「アスキス、よくがんばったよね。どうもありがとう!」
【ふれあい取扱説明書 その6】動物と空間を共有してふれあい!
前回のトトーラの池から少し進んでアマゾン館を抜けると
こんな光景に出会います。写真を見ていただければわかりますが、エサ販売用のガチャガチャの上です。こんなときは「飼育員さーん。サル逃げ出してますよー!」って叫ばないようにしてください。ココは彼らキツネザルの定位置です。お客様が直接手で触るガチャガチャの上で待ち構えているということは、当然彼らは触れる近さにいます。敷居もなにもありません。
しかし、こんなにサルと境も何にもないところで、エサを買ったらどうなるのか?
人気者になれます!エサを自分のてのひらの真ん中に置いたら、そのままゆっくりキツネザルに差し出して後は待つだけ。キツネザルはちょっとヒンヤリした手で、お客様の手を引き寄せてきます。そして
手からエサを食べてくれます。他ではめったにできない体験が、バイオパークではごく普通です。
動物たちも「この人怖くない人かな?」って思っています。急に走り出したり、すばやく手を差し出したりしないでください。エサの差し出し方は、掌の上にエサをおいて、掌はパーのままゆっくり差し出しましょう。このやり方さえ覚えてしまえば、あとは応用です。
こちらはフラミンゴ。
こちらはカピバラです!
さらにヤギ、マーラ、カンガルー、ワラビー、リスザルとつぎからつぎに現れる「ふれあい」を楽しんでください!
ただ忘れてはいけないのは、彼らは人間に従順なペットではありません。いじわるしたりは絶対にしないようにお願いします。
次回は
彼らにエサをあげちゃいます!
【ふれあい取扱説明書 その5】ガチャガチャでエサをゲットする!
入口を入ると、そこは水鳥がいっぱいの「トトーラの池」。カモ、ガチョウ、アヒル、ペリカン、ツル・・・様々な鳥たちが迎え入れてくれます。
こういった説明板を見て、動物たちに詳しくなるのもいいですが、
これ!ガチャガチャです!これで何を買うかというと・・・
エサです!動物園って、「動物にエサを与えないで」じゃないの?っとお思いかもしれませんが、バイオパークではガチャガチャで買ったエサなら与えてもいいんです!ガチャガチャで買ったエサならイベントなどの時間に関係なく、いつでもエサやりを楽しめます。こんな動物園は日本中探してもほとんどないですから、ぜひトライしてください。
さっきの100円両替はこれのためなのです。
それではさっそく与えてみましょう。
ガチャガチャを回しているときから、鳥たちの「エサもらえる!?」オーラにお気づきになるかと思いますが、エサをあげるとどんどん寄ってきます。
では次のクモザルでも応用してみましょう!こちらでも
エサゲット!このようにいたるところにガチャガチャがあります。
ちなみにクモザルは
この辺にエサを投げ込むのがおススメ。クモザルは尻尾の器用さが見所の動物。ココなら尻尾でぶら下がるように投げ込まれるエサをとってくれます!
次回は一見こわそうな
と直にふれあいます。
カバの「モモ」に赤ちゃんが生まれました(*^^)v
2009年4月1日未明、長崎バイオパークの人気者のカバの「モモ」が出産しました!
おそらく4月頃の出産になるだろうと飼育員たちも予想はしていたのですが、昨日までは特に出産の兆候は見られなかったそうで、本日朝の管理作業の際、飼育員が展示場にいる赤ちゃんを発見しました。
上の写真はその直後のもの、まだへその緒を引きずっているのが分かりますか?「モモ」の赤ちゃんだけに、全身ピンク色のとてもかわいい仔カバです。
「モモ」にとっては3子目となるこの赤ちゃんですが、幸い母子ともに順調のようで、展示場では水の中や陸の上でも常に母親の「モモ」に寄り添っている赤ちゃんの様子がご覧頂けます。
自身は人工哺育で育った「モモ」ですが、すでに2頭の仔カバを育て上げたベテランお母さんですので、今回も立派に赤ちゃんを育て上げてくれるものと期待しています。
ガンバレ!!モモ!(@^^)/~~~
生まれたカバの性別はオスで、体重は推定40kg程度、体長は80cmといった所でしょうか。「モモ」といっしょだと、とても小さく見えます。新しい年度を迎えた最初の日に生まれた新しい小さな命、無事に大きく育ってくれるよう、みなさんの応援をどうぞよろしくお願い致します。
この「モモ」親子、通常通り長崎バイオパークのカバ展示場でご覧頂く事が出来ます。
みなさまのご来園をお待ちしております。