前回マサイキリンのオス、夏輝くんの搬入の様子をお伝えしましたが、今回は夏輝くんの展示場デビューの様子をお伝えします☆
新しい部屋にもだんだん慣れてきて、少し落ち着いてきた夏樹くん。
いよいよ展示場にデビューする日がやってきました!

ガラガラガラ。ドアを開けました。

夏樹くんが顔を出しました。
少し様子を伺っているみたいです。


そこにアミメキリンのメス、ノブコちゃんがやってくると、
部屋から出てノブコちゃんに近寄っていきました!

お互いニオイを嗅いで確認しています。

ノブコちゃんが歩き出すと夏輝くんも後を追って歩き出しました。

同居するダチョウ、シマウマもはじめは少し恐がっていましたが、だんだん慣れてきました。

こうして2頭が並ぶと、アミメキリンのノブコちゃん(向かって左側)とマサイキリンの夏輝くん(向かって右側)の体の模様の違いがよくわかりますね。
そんな2頭の違いを実際に来て確認されたらいかがでしょうか??

マサイキリンの夏輝くん。これから大切に育て、彼の成長する姿を温かく見守っていきたいと思います!
【補足】アミメキリンとマサイキリンの同居について
アミメキリンとマサイキリンは、分類上亜種(キリンという種の下位分類)とされています。今回の同居展示により、亜種間の交雑による雑種の誕生を心配される一部の方からのご指摘がありましたので、ここで今回の展示の経緯をご説明いたします。
当園で長年飼育しているアミメキリンのメス「ノブコ」は高齢で、新たなオスを導入しても繁殖が見込めないと判断し、今後の繁殖計画を検討する中で、九州で飼育されているキリンの中では亜種で個体数も多いマサイキリンの繁殖について、九州内の各動物園に協力していただけるようになり、今回その最初の1頭が来園しました。今後は、マサイキリンのメスを他園から導入して、近親交配を避けながら、計画的に繁殖を行なう予定となっています。
今回の亜種の同居については初めからの計画ではなく、放飼場を2つに仕切っての展示予定でした。ところが、今回来園したマサイキリンのオスの「夏輝」は、2歳という年齢もあってまだ精神的にも幼いようで、環境の変化からかエサ食いも悪く、隣の放飼場の「ノブコ」を見て、そのエリアに入ろうとして落ち着きを無くし、仕切りの柵で怪我をしそうなほどの状態でした。
「夏輝」には、まずは当園の環境に慣れてもらう事が必要であり、年齢や背丈、睾丸の発達など様々なことを考えた結果、交尾はまず無いだろうと判断し、最終的に同居を決断しました。
同居後、「夏輝」は見違えるように落ち着き、「ノブコ」の近くでエサを食べたりしています。現在でも、夜間は姿の見えない部屋で別々に収容していますが、当園の環境になれたころには、当初の予定のとおり、昼間も柵で仕切って飼育していこうと考えています。
当園でも、もちろん亜種間雑種は望んでいませんし、不幸な繁殖は避ける義務があります。今回の経緯はこのような理由による飼育計画と同居であることをご理解くださいますよう、お願い致します。